fast.ai で deep learning を勉強しよう(4)準備の補足
Anacondaの使い方がだいぶ変わってきているので、Win10へのインストール方法を再度メモ。 CUDA のインストールに関しては 「fast.ai で deep learning を勉強しよう(1)準備」を参照。 fastaiの仮想環境のJupyterを直接起動するショートカット作成方法を追加しました。
Anacondaのダウンロード
Anaconda Distribution から Python3.7version(64bit) を Download
(最初に macOS用が表示されているので Windows に切り替えてダウンロード)
Anacondaのインストール
インストール先はなるべく浅い位置に(例 D:\Anaconda3) それ以外はデフォルトでOK
fastaiのインストール
Anaconda Navigator を使用。
スタートメニューから Anaconda Navigator を起動。
仮想環境 fastai の作成
Environments を選択し、Createを押して
Packages : Python3.7
Name : fastai
として Create ボタンで環境を作成。
Jupyter notebook のインストール
Home画面でfastaiに切り替えて Jupyter notebook をインストール。
(以前は環境を作成するだけで、すべて入っていたのですが....)
Jupyter notebook 拡張機能のインストール
Environmentsでfastai を選んでおいて all に切り替え、jupyterとサーチボックスに入力。
jupyter_contrib_nbextensions(upyter_contrib_n..)を選択してapplyを押してインストール。
(マストではないですが、便利なので入れておく)
fastai ライブラリーのインストール
fastai とサーチボックスに入力し、表示されたfastaiモジュールにチェックを入れてapplyでインストール。 channel(モジュールのダウンロード元)にfastaiが登録されていることが必要。 (コメント欄参照)
(時間がかかるので、ハングしているかもと思っても気長に待つ事)
cudatoolkit を CUDA のバージョンに合わせて変更
インストールされている cudatoolkit のチェックボックスをクリックし、使用する CUDA のバージョンに合ったバージョンを選択し apply で入れ替える。
(時間がかかるので、ハングしているかもと思っても気長に待つ事)
fastai用 jupyter notebook の起動方法
スタートメニューには Jupyter Notebook 用のショートカットができていないですし、 Jupyter Notebook 上から Kernel 切り替えを行ってもエラーが出てしまうので、起動する方法は、
Anaconda Navigator から 環境を fastai に切り替えて、jupyter notebook を起動
Anaconda Prompt から activate fastai で切り替えて Jupyter Notebook と入力して起動
のどちらかが使えます。
以前は、
ipython kernel install --user --name=fastai--display-name=fastai
で環境切り替え用のカーネルを AppData\Roaming\jupyter\kernels に作っておけば Jupyter Notebook 上から Kernel 切り替えができたのですが、スタートメニューから起動 (Baseで起動) して切り替えても、fastai 自体は見つかるのですが、numpy関連で指定されたモジュールがないとのエラーで動かないようです。
(追加)fastai 用ショートカットの作成
スタートメニューに fastai仮想環境の Jupyter Notebook のショートカットの作成方法です。
スタートメニューのフォルダーを開く(スタートメニューー>Anaconda3➝JupyterNotebookを右クリックー>その他ー>ファイルの場所を開く)
JupyterNotebook のショートカットを右クリックしてプロパティーを開く
リンク先をコピー (AN3\python.exe AN3\cwp.py AN3 AN3\python.exe AN3\Scripts\jupyter-notebook-script.py USER)
以下は各自異なる
AN3: Anaconda3のインストール先
USER: ユーザーフォルダー新しいショートカットを作成してリンク先を設定(名前は例えば "Jupyter Notebook fastv3" とか)
コピーしたリンク先を貼りつけて下線部を修正して保存
AN3\python.exe AN3\cwp.py AN3\envs\fastai AN3\envs\fastai \python.exe AN3\envs\fastai \Scripts\jupyter-notebook-script.py NOTE
上記は仮想環境をfastaiという名前で作成した場合
NOTE:Notebookを置いているフォルダー(起動時に開くフォルダー)以上でスタートメニューに"Jupyter Notebook fastv3"ができたはずなので、起動してfastaiが動くことを確認